ラヴァーズロックは永久に不滅です②
①からの続きのエントリーになります。
バブルの頃、テレビでもめちゃくちゃ流れていたジャネット・ケイ。ブレイク後の来日公演はワンレンボディコンみたいな姉ちゃん達が大挙して観に来ていたのです。そして『Lovin’You』をシンガロングするという、レゲエファンにしてみたら迷惑この上ない状況になってました。ホントに嫌だった。でもやっぱり30年も経つと、尻軽にライヴに現れたボディコンも可愛いじゃないか!という気持ちにもなります。全く時間薬とはよく言ったものです。井出靖さん監修のバカ売れジャネット・ケイ編集盤のオープニング曲『So Amazing』。ドリーミーです。
サブスク上に居るマリー・ピエールは、マリー・ピエールであってマリー・ピエールではない。これは私の勝手な思い込みですが、一番良い音源(アルバム『choose me』)がサブスクには上がってないんですよね。今回選曲した方の『choose me』も、バックトラックは違うけど可憐なヴォーカルはそのままなので、気に入った方は是非オリジナルを聴いてほしいものです。マトゥンビのオリジナルもいいし、日本ではaska andoさんのカヴァーが最高。
サザンの『いとしのエリー』です。たぶん、「レイ・チャールズがカヴァーしたし、スリラーUもやっとく?」みたいな流れだったのでは(邪推)。スリラーU、いいシンガーなのにこういう話を断れないからガチレゲエファンから若干軽視されがち(というか、全力でラヴァーズばっかり聴いてる奴自体が若干軽視され気味だった、何だったのあのルーツ至上主義みたいなやつ) 。
ウェイン・ワンダーもラヴァーズ系コンピの常連シンガーでした。甘甘。甘が過ぎる。最近、こういう甘が過ぎるレゲエシンガーが出て来ないですねえ。居るんだろうけどな、気づいてないだけで。
数多の女性ラヴァーズシンガーがカヴァーしまくっていた名曲。今回はドリーン・シェイファーをチョイスしましたが、日常的によく聴いてたのはデボラ・グラスゴーという 可憐なヴォーカルとパンチ効き過ぎのルックス(眉毛が繋がっている)を併せ持つシンガーが唄っていたもの。オリジナルはjoy tones。joy tonesの存在を突き止めるのに28年くらいかかってしまいました。インターネットよ、ありがとう。
メジャーどころのメジャーカヴァー。何の屈託もなく聴けます。
フランスの女優 ソフィー・マルソーを初めてテレビで見た時「なんで可愛いんだろう、髪型真似たろ!」と、それまでとは違う美容院に勇んで出かけた小学生がわたくしです。真似るのは勝手だ!そしてそのソフィー・マルソーの出世作、映画『ラ・ブーム』の主題歌がこの『Reality』の原曲です。原曲、令和に聴くとかなりヘボい。しかしカヴァーは極上です。ラヴァーズによくあるパターンです。
出た!ビティ・マクリーン。2000年代最高のラヴァーズ(個人的にはロックステディの扱い)アルバム!1960年代のジャマイカンミュージックを通過してるかしてないかで、このアルバムに浸食される率は大きく変わると思います。私は300%くらいは浸食されたと思う。
ちょっと目先を変えましてハワイ系のご紹介。anuhea。キュートです。ハワイにもgoodラヴァーズロックがゴロンゴロン転がっています。1990年代、既に「ジャワイアン」などと呼ばれてコンピ等もリリースされていたし、ラジオでもよく流れていました。sunwayという女性シンガーによるビーチボーイズの『kokomo』カヴァーなんて、すごく良かったな〜。その流れで言うと、同時期のSANDIIもかなりおすすめです。サブスクからは抹殺されてるけど……
女王降臨!ラヴァーズロック界、女王だらけなんですけどね。サンドラ・クロスだいすき!アルバムはどれも良いけど、個人的に一番思い入れが強いのは『I Adore You』の12インチかな〜(アルバムじゃねぇのかよ!)。話がずれますけど、サンドラが一時ジャズに傾倒していた頃のアルバムもむちゃくちゃ良いです。
この曲が、『生活が踊る歌Podcast』の中でタイトルだけチラッと出ていたグラウンドビート絡みの名曲です。死ぬほど聴いたわ。カラオケに入ってたら歌うね!というくらい聴き込んでるわ。それがどうした。とにかく時代の空気感をふくふくに含んでいるなぁ……リヴィンインザライト。
おいオバハン!ジャネットジャクソンはラヴァーズちゃうやんけ!というクレームは受け付けない!断固!!考えるな、感じろ。それがラヴァーズロック。
こんなに書いたのに、まだプレイリストの半分も紹介していないことに愕然としています。次のエントリー「ラヴァーズロックは永久に不滅です③」へ続きます。