島根県へのひとり旅
20年ほど憧れまくっている芸術家・柚木沙弥郎さんの展覧会。
いつも「展覧会、どっかでやってないかな〜」と検索すると、だいたい日本のどこかで会期が終わったばかり!というパターン…
しかし今回、新型コロナウィルスのおかげ(そう、もうこればかりは「おかげ」としか言えない)で、展覧会を見に行くチャンスを得た。当初決まっていた会期が、蔓延防止等重点措置の影響で変更になったのだ。
会場は
島根県浜田市 世界こども美術館
会期は5月8日迄。会場への移動を考えると日帰りが難しく、思い切ってゴールデンウィーク中の数日 商売を休んで出かけることにした。
ありがとう!島根県初上陸です。
思えば、コロナ感染拡大以来 住んでいる町とその隣町を車で移動するのみの生活。それが、いきなり久々の旅が片道800km越えの長距離陸路移動。そして初めて訪問する島根県。うむ、ハードモード。
しかーし!柚木沙弥郎先生の展覧会をようやく見に行けるのだ。可能ならば日帰りだって厭わない(不可能だったけど)!
浜田に着いたのが夕方。慌てて美術館へ向かっても展示を見る時間はないから、明日に備えて休息!
浜田は静かな町なのに、駅前には観光地然とたくさんのホテルが立ち並ぶ。そして、町の方々のホスピタリティが素晴らしい。駅員さんも親切。島根県の観光資源のポテンシャルを感じる…
ひとり旅で一番困るのは夕食で、地元グルメにありつこうにもお店選びが難しい!その上コロナの心配もまだ拭い去れない。
浜田に来たからにはノドグロを食べたいから、折衷案として地元で人気の回転寿司でテイクアウトしようと考えていた。ところが!その店はGWはとんでもなく混雑するらしく、諸々のGW制限事項が発生しており挫折…
夕食(ノドグロ)どうしよう。思案ついでに、散歩してみることにした。
駅に背を向けてガンガン歩いていくと、私の地元にはないご当地スーパーマーケットを発見!一か八か、地元感溢れるお惣菜を見に行こう!イェーイ!人知れず高まるテンション。
結果、スーパー詣は奏功(ノドグロは先延ばし)、地元のお値打ちなバトウ刺身や焼き鯖寿司をゲットしついでにお土産もいろいろ買えた。
お土産店で「ザ・お土産」なヤツを見てもあまりピンと来なかったけと、ご当地感バリバリの乾物やらお菓子やら菓子パン等を幅広く選べたの、ラッキー。中でもいちばん気に入ったのが…
一本ずつバラ売りで、土産物店にもスーパーにも売ってた定番っぽいミニ羊羹。一本買ってみて、美味しかったら帰るまでに買い足そう!と試してみたら…とっても自分好み。「石見地方の乳牛から搾った石見100%の牛乳を羊羹に練り込みました。」とのこと。白生餡と牛乳のバランスが絶妙で美味しい!結局めちゃめちゃ買い足して、お土産として手裏剣のごとく配りまくる予定(自分の分もキープだ!)。
夕飯とイチオシお土産も得て安心したので、珍しくコンビニでお酒を買って部屋で飲んだら即爆睡。目が覚めてホテルの大浴場とサウナを満喫。
翌朝、ホテルの朝食は必要最低限にして懸案のノドグロ問題を解決すべく
とにかく今日は柚木先生の展覧会がメインだ、急がねば。タクシーで世界こども美術館へ!
長話になってしまった、展覧会のことはまた書こう。
犬の世話を母が一人でしているので、ダッシュで帰る。
久々の旅も、結局いつもの弾丸ツアー。のんびりした旅をする日が、いつか来るのだろうか。のんびり、してみたい。
もしも再び島根県を訪問できるなら、
次回は絶対に飛行機にしよう。2日連続6時間越えの電車移動は、お尻に優しくない!でも…電車の車窓から見た日本海の景色も、捨てがたいのよな〜。