ラヴァーズロックは永久に不滅です④
このブログ、ラヴァーズの話だけで終わるのでは?という勢いで書いております。そうなったらそうなった時です、誰も困らん。ではラヴァーズロックのお話を続けます。
先のエントリーでも名前がちょいと出た、P.J率いるDUBSENSEMANIAの超絶スウィートな曲。ラヴァーズロックって屋外があんまり似合わない気がするけど、この曲は外めっちゃ似合うなぁ。中も外も。昼も夜も。水陸両用で遠近両用、みたいな?「みたいな?」で誤魔化す、前時代的テクニックを駆使してみました。
これはプレイリストから外したらアカンやつ!と件のPodcastに唯一ツッコんだのがこの曲。いま1曲だけ取り出して聴いても良いんだけど、UAさんのキャリアの流れ的にもグッと来るタイミングでのグッと来る曲だったわけなんですよ。急に思い出したけど、『甘い運命』もあったな!『甘い〜』は、『shake』の姉妹デュオdoubleによるカヴァーもええ感じです。
何も申しますまい。藤原ヒロシパワー。
米米CLUBのカヴァーです。月並み過ぎて吐きそうな事を言いますけど、メジャーデビューする前の方が断然良かったよね〜、MOOMIN。当時これ言っちゃうと、「私、わかっちゃってる派だから!」的な謎のマウント感が出そうで 人には言わずインターネット上にも書かなかったけど。時が過ぎて、いま心から言える…… 地元のままで良かったね、きっとMOOMIN。
ある時は稔さんの母(カムカムエブリバディ)そしてまたある時はモグラ(ねほりんぱほりん)、すっかりNHK御用達となったYOUさんの貴重なヴォーカル音源のひとつが、ゴリゴリのラヴァーズとは!紅茶のお酒のCMソングはサブスクに無いのに、この曲はあります。Podcast生活が踊る歌で紹介されていたJUJUさんのジャネットジャクソンカヴァーと、この曲と、1991年放送のドラマ『バナナチップスラブ』挿入曲(インスト)はトラックがほぼほぼおんなじ。
武田カオリさん、再登場。オリジナル『恋におちて』の小林明子さんも、最近のカタログしかサブスクに解禁していません。『恋に〜』はともかく、『心みだれて』もいい曲だったよな〜と思ってウイキペディアを読んでいたら、『心みだれて』シングルのB面はなんと『心みだれて〜Night Dance Mix〜Extended Version』と書いてあるのに絶句。いらんことすな!
現代のラヴァーズロック女王は、誰が何と言おうとasuka andoさんです。少なくとも私はそう思ってる!若い人だけど、これからどうやって熟成されていくのか、ホントに楽しみにしています。カヴァーの選曲も抜群にいい(これはブレインが良いのかもしれんが)し、ダンスホール調の曲を唄ってもキンキーかつ良いセクシー。「唄える人が、レゲエを大好き」 という幸せな邂逅。ありがたやありがたや。
かせきさいだあ氏の、センチメンタル具合が素晴らしいオリジナル曲。アルバム『SOUND BURGER PLANET』収録。多才なかせき氏は、独特のカヴァーセンスで愉しい録音物を多く排出してます。この人はどういうおじいちゃんになっていくのか?という興味深さのあるひとですね。まあかせき氏に限らずLBNATION界隈全体に言えることですが。
サニーデイ・サービスはそもそも「フリッパーズギターの後継者だよ」みたいな雰囲気で世に出てきた記憶があるのですが、当時は個人的に音楽を聴いてる場合ではない混迷期に堕ちていた為、気づいたらアルバム『東京』が出ていたね……という距離感です。現時点で見れば、レゲエに傾倒していた感はほとんどない曽我部さんですが、この曲の甘茶具合は実に良いですね。やっぱり元ブラックミュージックレビュー読者としては、どうしても甘茶と表現したくなる感じです。
ようやくこのプレイリストも最後の曲です。駄文長文 たいへん失礼致しました。サブスクでもコンピでもどこでも聴けるルイーザ・マークで締めます。ラヴァーズ界を代表する顔面と歌声の剥離甚だしさです。だから余計ヴォーカルがスウィートで辛抱玉乱(止まらないテリー構文)ことになるのかもしれません。ラヴァーズ系のアルバムってジャケットのセンスも「もうちょい頑張れたのでは?」的なものが多い気がしますが、それはもうレゲエ界全般が伝統的にそんな感じなのでまるごと受け止めて、死ぬまで引き続きラヴァーズロックを愛聴していきたいと思う無責任おばさんでした。